私の考える「生きる力」
神戸親子遊び推進協会とことこ代表西原です。
私事ですが、この4月から主人が転勤になり、朝出る時間が早くなり、5時半起きになりました。
主人を送り出すのが6時過ぎ、次に子どもが起きるのは7時
この1時間ほどで私は二度寝をしています。
ところが、その7時に私が起きれないことがしばしば・・・
私が起きれないとき、最初は子どもは朝ごはんを食べずに学校に行っていました。
あ~朝ごはんを食べさせずに行かせてしまった・・・
そんな罪悪感を抱えていたのですが、でも起きれない。
そうすると、子どもはまず食パンを焼いて食べるようになりました、おかずはなしです。
あ~パンだけにしてしまった・・・
罪悪感は持ちながら、でも起きれず・・・
次の日、子どもたちは、ウィンナーを焼くようになりました。
その次は卵料理を、
その次はピザソースを作り、ピザパンを。
あるときはおにぎりにお味噌汁、魚を焼くように。
徐々に朝ごはんを進化させていったのです。
もうこうなったら私が朝ごはんを作る必要にはなくなりました(笑)
その時に感じました。
この子たちは、最初は何も食べずに学校に行っていたけれど、それではお腹がすくので何か食べようと思い、
でも同じものでは飽きるから、冷蔵庫の中であるもので様々なおかずを作ったらいいことに気づいたんだと。
これが「生きる力」
どうすれば今より幸せになるかを自分で考え、実践していく。
そう!これが私がお料理を通して伝えたいこと。
もしかしたら、私が起きれないことの言い訳に聞こえるかもしれませんね(笑)。
もちろん毎日二度寝から起きれないわけではないですよ(笑)。
私が朝ごはんを作っているとき、
「それはどうやって作るの?」
っと聞いてきます。
きっと今まで自分が作ったことがないメニューをまた習得しようとしているのです。
もしかしたら、起きれない私に非難の声があるかもしれません。
でも私は、こういう子どもたちに育ってくれていることに誇りをもっています。
そして、お料理を通して伝えたいことは、こういうことなんだ、
それを新たに気づかせてくれたことに感謝しています。
「私たちが教えたいのは、お料理ではありません。」
それは今より幸せになることを考える力
その力をつけてほしい、それを伝えているのです。