あなたのために言ってるの!・・・それってホント?

あなたのために言ってるの!・・・それってホント?

宿題しないと、あなたが困るのよ!
早くしないとあなたが困るのよ!
ゲームばかりしてたらバカになってしますよ!

そんな風にお子さんに言ってしまうことありませんか?

こんにちは、神戸親子遊び推進協会とことこ代表西原亜希子です。

今回は、
「あなたが困るのよ。」
の話について、私の考えていることをお話しようと思います。

私は育児で、このセリフを言ったことはありません。
その理由は、自分が子どもだった時代を思い出して、
このセリフになんの説得力もなかったことを覚えているからです。

「あなたが困るのよ!」

それってホント?
困るっていつ困るの?
将来困るって言われても分からない

子どもに、
大人になってから困るのよ!
って言って、

「あーーそうなんだ!じゃあ宿題しなきゃ!」

って思える子はとても少ないのではないかと思います。

それなら、

「あなたが宿題しないと、ママが恥ずかしい思いをする。」

そう言ってしまった方がよっぽど清々しいし、わかりやすい。
そう思いませんか?

子どもに何かを伝えるとき、

具体的に、

伝える必要があるのではないかと思います。

 

それは、子どもだけでなく大人でも具体的な方が分かりやすいですよね。

「ママは働いていてゆっくり宿題を見てあげられないから、
しっかり自分で管理して、がんばってくれたらママはとても助かるしうれしい。」

よほどわかりやすいと思いませんか?

こういうセリフは、否定的より肯定的な言葉で伝えるのがいいですね。

先に書いた
「あなたが宿題しないと、ママが恥ずかしい思いをする。」
は、わかりやすいけど否定的。

「ママは働いていてゆっくり宿題を見てあげられないから、
しっかり自分で管理して、がんばってくれたらママはとても助かるしうれしい。」

こちらのセリフは肯定的なセリフですよね。

でも、
「ママが助かるし、うれしい」
これも、その子が、人を助けること、喜ばすことに喜びを感じないと効果も薄いかも。

人を喜ばすこと
人を助けること

これを喜びと感じられる子に育てる必要がありそうです。
だからこそ、以前に書きました、

「お手伝い」

は子育てに大事なこと、と、私は考えます。
(「お手伝いの大切さ」についての記事はこちら

時々、自分が子どもだったときのことを思い出してみませんか?
なんか、理不尽だなぁって子どもながらに思っていたことを、
ついつい我が子にも言ってしまっているかもしれませんよ。

 

 

 

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